地鶏・銘柄鶏ってなあに?
日本で流通する鶏は、「ブロイラー(若どり)」「地鶏」「銘柄鶏」の3つに大きく分けることができます。
地鶏とは
在来種(※)の鶏の血が半分以上入っており、飼育方法が日本農林規格(JAS)によって定められている鶏です。鶏本来の旨みとコク、適度な歯ごたえが特徴で、高級食材として重宝されています。
明治時代までに日本に導入され定着した鶏38種類をさします。
名古屋コーチン、比内地鶏、
さつま若しゃも
など
地鶏肉の条件
素びな
在来種の血液が50%以上のもの
であって、
出生※の証明ができること。
在来種からの系譜、在来種由来血液百分率及びふ化日の証明をいう
飼育条件
期間
ふ化日から75日間以上
飼育していること。
ブロイラーの場合は、約50日程度。
方法
28日齢以降平飼い
で飼育していること。
平飼いとは自由に地面を歩き回れる
環境で飼育すること。
密度
28日齢以降1㎡当たり10羽以下
で飼育していること。
ブロイラーの場合は、
1㎡当たり16羽前後です。
H27.8.21改訂「地鶏肉の日本農林規格」より
銘柄鶏とは
飼料や環境など工夫を加えて飼育されたことにより、一般的なブロイラーよりも味や風味など改良した鶏のことです。JASによる定義はなく、ブロイラーと同じ種類の「若どり系」と赤鶏の両親を持つ「赤系」に分類されます。
桜姫(青森県)、あじわい鶏(千葉県)、
大山どり(鳥取県) など
\Pick up/ 銘柄鶏
水郷赤鶏(千葉県)
在来種であるロードアイランドレッドの血統を色濃く残す銘柄鶏で、天然広葉樹から得た「木酢液」を添加した専用設計飼料を使用。長期間飼育(飼育日数70~80日間)で、平飼いで飼育されます。適度な弾力性とコクのある肉質が特徴です。
流通の割合
全国食鳥出荷羽数構成比
(平成23年)
農林水産省食鳥流通統計調査及び弊社発行
「国産銘柄鳥ガイドマップ」より概算
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